非日常を日常に、人生に余白のある時間と暮らしを… 私たちSANAのコンセプトです。
Cairns House・Monterey House The earl がお気に入りでいつもご利用していただいている仲の良い素敵なご家族。SANAの別荘の様な家に住みたい!そんなご希望でインテリアコーディネートをさせていただきました。キッチンからダイニング、リビング、テラスまで直線的な空間で、床壁天井は白く、とても明るい素敵なお部屋です。それでは私たちのコーディネートをご紹介します。
ヒアリング内容としてはこんな感じでした。
・いろんなインテリアショップを訪れたが、なかなかイメージが合わなかった
・SANAのケアンズハウス 、モントレーハウス ジアールがとても気に入っている
<リビングについて>
・ソファ、ラグ、リビングテーブル、窓周り、フロアスタンド
大きい収納は特にいらないが、子供のおもちゃを隠したい
<ダイニングについて>
・ダイニングセット、ラグ
<キッチン周りについて>
・ワークテーブル、カウンターチェア
<素材的な好み>
・明るい感じ、暖かい感じ
・黒や重い感じではなく、リゾートも暖を感じるウッディも入れたテイスト
<好きな色味>
・グレイッシュというよりは、開放的で明るいイメージ
・ケアンズハウスの色味は好き(明るいオレンジ系のソファなど)
<家具へのこだわりなど>
・国産・海外産にこだわりがあるわけではないので、トータルコーディネートとしてまとめてほしい
<装飾品ついて>
・アートフレーム、小物玄関のアート、フロアスタンド、植物
これらのヒアリング内容を加味し、コーディネートさせていただきました。
イメージしたテーマは
「どこからか波音が聞こえてきそうなモダンリゾート」
提案する家具の木部はお部屋の扉の色に合わせてウォールナットに。空間が全体的に白いので、家具を置いた時のコントラストが強くなりすぎないようにリビング、ダイニングともにラグの色味で調和させています。リビングには足の裏が気持ちいい毛足の長いブルー系のラグを。ダイニングにはお掃除しやすい薄手のベージュ系のラグを。
存在感のあるソファや素材感の異なるインテリアアイテムは1つ1つで見れば個性がバラバラかもしれませんが、バランスよく整えてあげることで全体的に統一感が生まれます。
ダイニングテーブルのサイズは240cmととても大きく、まさに一家団欒の場にふさわしい存在感です。6人が座り、プラスαでお誕生日席も活用すれば8人での賑やかな食卓に。
そしてリゾートテイストのチェアはダイニングを華やかにし、大きな面となるダイニングテーブルは、食卓のお皿選びを楽しくさせてくれます。そのお皿1つとっても、少し冒険してみていいのではないでしょうか?
今回取り入れたシアーカーテンはオリジナルの組み合わせ。いくつかの素材を組み合わせて1枚に仕上げています。
カーテンって、掃き出し窓に至ってはその大きさからしてもはや壁紙みたいなものですよね。なので、存在感を出すというよりは優しいアクセントとして、そしてアートの1つとして柄物のシアーカーテンを取り入れました。かえって、ドレープカーテンは壁面と合わせてシンプルに。朝、カーテンを開いたときの華やかな気分をお届けしたいと思いそのように組み合わせています。
そしてご要望のあったキッチンへのアイランドカウンター。こちらはゼロから図面を引き、ぴったりのサイズ感とデザインの造作としています。天板面には建材を用いることで耐衝撃性や吸音性を考慮しました。重い買い物袋をドンと置いても、お料理の補助作業をしても大丈夫です。
スツールを添えることで、そこもまた1つの”場所”になりました。
お庭には青いロッキングチェアとサイドテーブル、テラスにはグレージュカラーのダイニングセットを。どちらも抜け感のあるアイテムなので風に飛ばされにくく、かつ視界を邪魔することもありません。
そして大事な課題として、お子様のおもちゃ箱。それをいざ隠そうとすると場所も限られるし、どこか違和感が生まれるかもしれません。
なので私たちは「おもちゃ箱を宝箱に」と、トランクを提案しました。ビンテージテイストのレザートランクはインテリアのディスプレイとなり、リビングにあっても自然と馴染んでいます。
開ける喜びと仕舞う楽しみ、その両方があるかもしれません。
こうしてインテリアとエクステリアを分けるのではなくエクステリアまで含んだ範囲で1つの居住空間を形成しました。
ウォールナットの素材にアクセントを添える小物たち。こちらも様々な素材を組み合わせ周りの雰囲気を引き締めます。差し色のブルーもできるだけさりげなく。季節によって小物を変え、お部屋の雰囲気をガラリと変えるのも楽しいものですね。
リビングとダイニングの間に配置したグリーン。存在感のあるアーティスティックなベースに入れてお部屋のアクセントに。木の木目がパズルのパースがのようにつながって… 遊びごころを取り入れました。
そしてリビングを抜けると一面に広がる白い壁。明るい日差しが柔らかく差し込み、とても開放感のあるエントランスです。装飾品は出来るだけライトに、白い壁に調和しながら、まるで海沿いのリゾートのような非日常感を演出しました。
玄関のアートは”井上文太氏" の作品。画家として生き物を美しく描くことにより、自然への感謝と後世に残していかなければならないという使命を語る。ケアンズハウスの隣にギャラリーがあります。優しい色使いの中、生き生きと泳ぐペンギンたち。一枚の絵が周りを温かく包み込む、アートにはそんな不思議な力があります。何気ない日常にアートを取り入れ、心豊かに過ごす時間は贅沢なものですね。
トータルコーディネートは想像力と全体を俯瞰で捉える目が必要です。とても楽しい時間であると同時に、体力のいる作業でもあります。
お困りの際はぜひSANAヘお声がけください。
素敵な空間をご提案いたします。